事業内容
2004年から、神奈川県との江ノ島水族館(現 新江ノ島水族館)のPFI事業※1に関わり、その経験やノウハウを生かし、現在100%人工海水を使用した内陸型水族館の「京都水族館」「すみだ水族館」を運営しています。
- 1PFI(Private Finance Initiative)・・・公共施設等に民間の資金やノウハウを活用して、民間主導で運営を行う手法。
身近な“公園”で過ごすような水族館
一人でのんびり過ごすことができ、家族でアクティブに楽しむこともできる、身近な“公園”のような水族館を目指しています。館内はゆったりとお過ごしいただけるように、水槽前など随所にソファやチェアをご用意しています。
「近づくと、もっと好きになる。」をコミュニケーションコンセプトに定めて、お客さまがいきものとふれあい、飼育スタッフと対話し、一緒に来館された方とも距離が近づけるような展示・プログラムを行っています。
飼育スタッフ自身の言葉を通じて、いきものを楽しく見るヒントや魅力を伝えることで、記憶に残る小さな驚きや感動を持ち帰っていただきたいと考えています。また、2020年には、両館共に開業以来初の大規模なリニューアルを経て、新しいクラゲエリアを公開しました。さまざまな展示手法を追求し、いきものの魅力や不思議な生態の情報発信を行っています。
両館共に100%完全人工海水を採用
京都水族館は、日本初の100%人工海水利用の内陸型大規模水族館です。京都水族館はJR「京都」駅から徒歩約15分、すみだ水族館は東武スカイツリーライン「とうきょうスカイツリー」駅すぐと、どちらも街の中にあります。海から離れた水族館は海水の運搬が困難ですが、両水族館では高性能のろ過システムを導入。大型車両による海水運搬時に発生するCO2の発生を抑えるとともに、年間を通して一定の水質を維持し、いきものが快適に暮らせる水槽を実現しています。
楽しみながら学べる総合エデュテインメント型施設
いきものと触れ合い、遊びながら学べるエデュテインメント※2施設の考えを基本に、いきものに親しむさまざまなプログラムや工夫を凝らした展示が充実しています。いきものや標本を展示するだけの水族館ではなく、コミュニケーションを通じて水と水に暮らすいきものたちと親しみ、楽しみながら学べる水族館です。
- 2エデュテインメント(Edutainment)・・・エデュケーション(Education:教育)とエンターテインメント(Entertainment:娯楽)を組み合わせた合成語。
コミュニケーションコンセプトは「近づくと、もっと好きになる。」
コミュニケーションコンセプト「近づくと、もっと好きになる。」の下、いきものや飼育スタッフの存在をより身近に感じていただけるようなイベント・プログラムの企画を行っています。
水族館で暮らすいきものの個性やいきものと真摯に向き合う飼育スタッフの姿勢を伝える取り組みは、SNSで話題になるなど、これまで水族館に訪れたことのない方にも興味を持っていただく機会となっています。
- イベントやプログラム開催状況は次期により異なります。